笑って堪えて(切実)

大好きだった元夫が豹変。大嫌いになって離婚。それまでの経緯やその後を綴っています。

新居も落ち着いた頃、数日ごとに元夫からの罵倒の電話やLINEがきて精神的にも参っていた。

いってる事がコロコロ変わって、メンタルかき乱されていた。

私が勝手に子供を連れて出て行ったことになってるから、

『お前のしていることは誘拐だ!』

『これから子供を引き取りに行く!』

とか、そんなこと普通じゃないし向こうも本当にやるわけないんだけど、私は完全にビビってしまって家から一歩も出られない日々が続いた。

警察にも相談したけど実害がないから当然動いてくれない。

でも、元夫の言動は今考えても支離滅裂で本当に何をしでかすかわからない感じだった。

とにかく関わりたくない。早く離婚して他人になりたい。

調停の申し立てをするにあたって準備を始めた。

物件も見つかりひっそりと、かつ迅速に、引っ越しの準備を始める。

結婚式のアルバムや一緒に写っている写真はもちろん処分。処分と言うか置いていく。

指輪も全て。

結婚して10年の二人の荷物を整理。いる、いらない、いらない、いらない。置いてく、持っていく。

なんだったんだろうなぁ。この10年。

そしてなんとなく察した引越し業者のお兄さんたちに優しくしてもらいつつ無事に引っ越しは完了した。

引っ越しや新居の片付けなどが終わり、やっと一息ついた頃、発狂した元夫からの電話。

「てめー何勝手に引っ越してんだよ!」
     私は君に、離婚の意志と別居の意志を伝えていた。話を聞かなかったのはそちら。

ここで、元夫の被害妄想がどんどん大きくなった。

俺の話も聞かずに勝手に浮気したと決めつけて勝手に出ていかれた。あいつはおかしい、と。

は?

この頃には離婚の意思は揺るぎないものに。

その間持たれた話し合いは全て向こうの逆ギレや発狂、こちらへの批難。まるでお話にならない。もう私が知っている彼ではなくなってしまった。

これまでどんなことでも納得するまで話し合ってきた。意見が合わなくてもとことん話あってお互いの思いを理解し合って乗り越えてきた。

喧嘩しても、必ず自分の非を認めてきちんと謝り合える関係だった。

だからこそ待った。何度も話し合いの場を設けた。

結果はいつも同じだった。ひどい言葉を投げつけられてる間、なぜか結婚式の情景が浮かんだ。

「健やかなる時も、病める時も、妻を愛し、敬い、慰め合い、共に助け合い、その命ある限り慈しむ事を誓いますか?」

結婚して10年目の悲劇である。


もちろん私も冷静ではいられなくなって暴言を吐きました。そして、ただの浮気だったら許せていました。普通じゃないからこそ悲しかったし怒りも大きかった。だけど、どの立場で逆ギレしてるんだ、とこちらもヒートアップしてしまったのは反省。

お願い!早く今までの君に戻って!って思ってたのかな。


話し合いが出来ない状況が続いて、私も諦めた。



調停、しよう。


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